複利とは? 「雪だるま式に増える」仕組みをやさしく解説
2026年6月29日
複利(ふくり)とは、増えた利息(利益)にも、さらに利息がつくこと。利益が利益を生んで、雪だるま式にふくらんでいくのが特徴です。長期投資で「時間を味方にする」カギとなる考え方を、やさしく解説します。
複利=利息が利息を生むこと。時間が長いほど、雪だるま式に効いてくる。
単利との違い(例で見る)
100万円を年5%で運用したとき――
| 単利(元本にだけ利息) | 複利(利息にも利息) | |
|---|---|---|
| 10年後 | 約150万円 | 約163万円 |
| 20年後 | 約200万円 | 約265万円 |
| 30年後 | 約250万円 | 約432万円 |
年数が長いほど、複利と単利の差が大きく開いていきます。これが「時間を味方につける」ということです。
複利は「転がすほど大きくなる雪だるま」。最初は小さくても、増えたぶんも一緒に転がるので、後半ほど加速してふくらみます。
複利を活かすコツ
- 早く始めて、長く続ける(時間が最大の味方)
- 利益を引き出さず再投資する(利益にも利益がつく)
- ドルコスト平均法でコツコツ積み立てるのも相性◎
「72の法則」でざっくり計算
複利でお金が約2倍になるまでの年数を、暗算でざっくり出せる便利な目安があります。それが「72の法則」です。
・年利3% → 72 ÷ 3 = 約24年で2倍
・年利5% → 72 ÷ 5 = 約14年で2倍
・年利6% → 72 ÷ 6 = 約12年で2倍
金利(リターン)が高いほど、2倍になるスピードが速くなるのが分かります。逆に、銀行預金のように金利が0.1%だと、2倍になるのに720年かかる計算に。「預金だけではお金が増えない」と言われる理由が、数字で見えてきます。
複利は「借金」でも働く(怖い側面)
複利は増やす味方ですが、逆に働くと恐ろしい面もあります。それが借金です。カードローンやリボ払いは金利が高く、利息にさらに利息がつく複利で、返しても元本が減りにくい状態になりがちです。
複利は「投資では味方、借金では敵」。この両面を知っておくと、お金の判断を誤りにくくなります。
よくある質問(FAQ)
利益を再投資できる商品(投資信託など)が相性◎。NISAのつみたて投資枠で、低コストのインデックスファンドを長期で積み立てるのが定番です。ただし投資なので、元本保証ではありません。
あります。金額が小さくても「早く始めて長く続ける」ほど、時間による複利効果が働きます。大切なのは金額より期間です。
📝 まとめ
- 複利=増えた利益にも利益がつく“雪だるま式”の増え方。
- 年数が長いほど、単利との差が大きく開く。
- 「早く始めて長く続ける・再投資する」が複利を活かすコツ。