NISA(ニーサ)とは? わかりやすく解説
2026年7月22日
NISA(ニーサ)とは、投資で得た利益にかかる税金がゼロになる制度のこと。ふつう投資の利益にはおよそ20%の税金がかかりますが、NISAの枠を使えばそれがまるごと非課税になります。2024年からは仕組みが新しくなった「新NISA」がスタート。その中身と始め方を、初心者にもやさしく解説します。
NISA=投資の利益にかかる約20%の税金が、一定の枠までゼロになる“非課税のおトク枠”。
ふつうの投資と何が違うの?
たとえば投資で10万円もうかった場合、通常はそこから約20%(約2万円)が税金として引かれ、手取りは約8万円になります。ところがNISAの枠内で得た利益なら、この税金がかかりません。10万円がまるまる手元に残ります。
| ふつうの口座 | NISA口座 | |
|---|---|---|
| 10万円の利益にかかる税金 | 約2万円 | 0円 |
| 手取り | 約8万円 | 10万円 |
ふつうの投資が「利益の2割を税金で持っていかれる通常レジ」だとすると、NISAは「一定額まで“非課税”で通れる特別レジ」。同じ買い物でも、こちらを通すほうがおトクです。
2024年からの「新NISA」の枠
2024年に制度が新しくなり、非課税で投資できる金額が大きく広がりました。新NISAには2つの枠があります。
| つみたて投資枠 | 成長投資枠 | |
|---|---|---|
| 年間の上限 | 120万円 | 240万円 |
| 主な対象 | 長期・積立向けの投資信託 | 株式・投資信託など幅広く |
| 向いている使い方 | コツコツ積み立て | 個別株や幅広い商品も |
2つの枠は併用でき、合計で年間360万円まで。生涯では合計1,800万円までが非課税で投資できます。どちらを使うか迷う人は、こちらもどうぞ → つみたて投資枠と成長投資枠、どっちがいい?
「投資の利益にかかる約20%の税金が、NISAならゼロ」。まずはこの一点だけでOK。細かい枠の使い分けは、始めてから覚えても間に合います。
始め方(3ステップ)
- ① 証券会社でNISA口座を開く:ネット証券ならスマホで無料・完結。1人1口座までです。
- ② 買う商品を選ぶ:初心者は、少額から分散できる投資信託が定番。→ 投資信託の選び方
- ③ 少額から積み立てる:毎月数千円からでもOK。ドルコスト平均法で時間を分けて買うと、値動きの影響をならせます。
注意しておきたいこと
- 元本保証ではない:NISAは「税金がゼロになる制度」であって、値下がりしない保証ではありません。
- 損益通算ができない:NISA口座の損失は、ほかの口座の利益と相殺できません。
デメリットも先に知っておきたい人は → 新NISAのデメリットは?「やめたほうがいい」と言われる理由
「非課税」って具体的にどのくらいお得?
NISA最大の魅力は「利益に税金がかからない」こと。ふつうの口座と比べると、差は意外と大きいです。
・ふつうの口座 → 約20%課税で、手取り約8万円
・NISA口座 → 非課税で、手取りまるまる10万円
→ 同じ利益でも、約2万円の差が出ます。
利益が大きくなるほど、この差は開きます。「同じ投資をするなら、まずNISA口座で」と言われるのはこのためです。
よくある質問(FAQ)
いいえ。NISAは「税金がお得になる制度」であって、投資である以上元本割れのリスクはあります。長期・分散・積立でリスクを抑えるのが基本です。→ ドルコスト平均法
初心者はまず「つみたて投資枠」で低コスト投信を積み立てるのが王道。違いは→ つみたて投資枠と成長投資枠の使い分け。iDeCoとの比較は→ iDeCoとNISAどっち?
📝 まとめ
- NISA=投資の利益にかかる約20%の税金が、一定枠までゼロになる制度。
- 新NISAは「つみたて投資枠」「成長投資枠」の2つ、合計で年360万円・生涯1,800万円まで。
- 非課税でも元本保証ではなく、損益通算もできない点は理解しておく。